システム焼込
システム紹介
FlyOS-Fast は、3D プリントに特化した軽量な Linux システムで、Fly 全シリーズの上位機プラットフォームをサポートしています。その主な特徴は以下の通りです。
- 高速起動、カーネル最適化により Klipper のリアルタイム性を保証
- ファイルシステムの最適化により、停電による起動不可のリスクを低減
- 30 秒で KlipperScreen を高速起動
- Klipper、RRF、Mainsail、Fluidd、Moonraker、KlipperScreen などのサービスが事前インストール済み
- Klipper と RRF システムの切り替えに対応
- Mainsail と Fluidd のオンラインでのワンクリック切り替えに対応
- USB メモリ印刷、停電時の継続印刷、シリアルポートスクリーンに対応
- fly-c8、fly-geminiv3 での自動ファームウェア焼込に対応
- Fluidd などのフロントエンド UI のデフォルト言語やプリンタ名を事前に設定可能
OEM カスタマイズ機能(起動ロゴ、プリセット設定ファイル、Mainsail タブの非表示など)をご希望の場合は、お問い合わせください。
上位機初心者ガイド
上位機初心者ガイドシステム焼込前の準備
- SDカードリーダー
- TFカード 1枚(容量は 16GB~128GB、転送速度は Class10 またはそれ以上)
- H618 システムイメージのダウンロード
初期パスワード:root
初期パスワード:mellow
注意事項
このシステムは軽量化されたカスタムシステムであり、組み込まれた klipper などのコンポーネントやサービスは公式バージョンではありません。ユーザーによる変更やアップグレードはサポートされません。
システムイメージのダウンロード手順
- FlyOS-Fast の製品ライブラリにアクセス
- 圧縮形式を選択し、ファイルページに進む
- バージョンを選択(デフォルトは最新)
- ダウンロードボタンが表示されない場合、マウスをファイルリストに移動し、Shift キーを押しながらマウスホイールを左右にスクロールする
- または、下部のスクロールバーを左クリックして長押しして右にドラッグすることで、ダウンロードボタンを表示させる
- ダウンロードボタンをクリックしてシステムファイルを取得する
システムイメージ焼込
前準備
- システムダウンロードを完了
- 焼込ツールをダウンロード(例として Rufus を使用しますが、Etcher、Win32 Disk Imager も利用可能です)
- Rufus 日本語版 / 英語版(Windows)
- Etcher(Windows/MacOS/Linux)
- Win32 Disk Imager(Windows)
- システムイメージファイルをダウンロード(例として
FlyOS-Fast-H5.exe
) - イメージファイルを解凍して
.img
を得るFlyOS-Fast-H5.exe
をダブルクリックまたは右クリックして「展開」を選択し、展開先ディレクトリを指定して「Extract」をクリック- 解凍後に
FlyOS-Fast-H5-vx.x.x.img
ファイルが生成されます
- 焼込用カードを準備(推奨は SanDisk 32GB C10 以上の TFカード)、読込器に挿入してパソコンに接続
システム焼込
- Rufus を開き、デバイスを選択(容量は焼込カードと同じである必要があります)
- ガイドタイプを「イメージファイル」に選択
- 「選択」ボタンをクリックし、解凍後の
.img
ファイルを選択 - 選択後、ガイドタイプにイメージファイル名が表示されます
- 「開始」ボタンをクリックし、ディスクデータの消去が求められた場合、「OK」をクリック
- 焼込が完了すると、パソコンからのピューピュー音が鳴り、進行状況バーが「準備完了」に表示されます
- 焼込が完了したら、焼込カードを暫く抜かないでください
- ファイルエクスプローラを開き、名前が
FlyOS-Conf
のUSBドライブまたはリムovableディスクがあるか確認します FlyOS-Conf
を開き、次の画像のような2つのファイルがあれば焼込成功です- そのうちの
config.txt
はシステム設定ファイルです。詳細は次のページの内容を参照して修正してください